火山噴火による潮位上昇
1月15日午後1時頃、南太平洋トンガ諸島で海底火山の大噴火が発生しました。
本邦では同日午後8時頃から太平洋側の各地で潮位が上昇し、鹿児島県奄美市では1.2m(午後11時55分頃)、岩手県久慈市では1.1m(16日午前2時30分頃)など大きな潮位上昇が観測されました。
気象庁は、この潮位上昇を「一刻も早く全国民に潮位上昇を知らせ、適切な避難行動を求める」必要性を重要視し、津波警報・注意報システムを使った広報を行いました。
突然の津波警報に驚いた方も多かったと思います。
しかし、これが災害時避難行動です。
気象庁の英断はとても素晴らしいと考えています。
津波でなくても、潮位が上昇することで人々は溺水リスクが高まります。
今回の避難行動で、救命胴衣や緊急浮き具を準備した方はいらっしゃいますか?
水から逃れるための行動は、呼吸を確保するためです。
まだまだ人類が「謎」とする自然現象があることは事実です。
皆様、命を守る行動として「浮く」ことを忘れないでください。
それにしても、日本各地で瞬間的に気圧が1hPaから2hPaも上昇したそうです。
また、太平洋を越えた大西洋側のカリブ海でも潮位が上昇したそうです。
水の現象は不思議・・いや、謎ですね。