活動についてABOUT ACTIVITY

近年の水辺再開発や都市環境整備、さらには住民ニーズにより、海浜や河川、湖沼を活用した親水事業が展開され、市民の憩いの場として提供されています。

しかしながら、多くの市民はこれまでに水辺の安全教育を受ける機会に恵まれず、結果的に危機意識を持ちえない状態となり、すべての憩いの場が安全であると錯覚することによって、悲しい水難事故が発生しています。

また、気候の変化に伴い、これまで経験したことがないような大雨が全国各地で観測され、洪水災害による人的被害も多く報道されています。

報道は「命を守る行動」をとるように訴えますが、これまでの学校教育では、具体な行動要領は指導されてきませんでしたので、市民には迷いがあると思われます。

われわれ水難総合研究所は、これまで市民の目線から「水辺の安全」を研究してまいりました。そして、その知見は洪水などの水災害にも応用し、「命を守る行動」を根拠を持って示すことができました。

これからも、科学的に水難や水災害と向き合い、市民が安全に楽しく水辺で憩える環境つくりと安全教育の充実にかかわらせていただき、水難事故、水災害による人的被害の軽減を実現いたします。

【私たちの実績 】

  1. 水の事故から命を守る「ういてまて」を確立し、日本はもとより世界に向けて水の事故から生還するための知識技術を発信しています。
  2. 日本における重大な水難事故の原因調査を行い、水辺の安全確保に向けた提案を行っています。
  3. 世界各国の水の事故防止に関わる研究者と連携し、日本発の安全文化であるuitemateを国際標準として普及しています。
  4. 洪水時の命を守る行動について、社会に発信しています。