香川県坂出市の観光船座礁事故 子ども達の行動に感動しました!

2020年11月19日、夕暮れ迫る瀬戸内海で、修学旅行中の児童52名と教員や観光船運航者など、総勢62名を乗せた「19トン」の船舶が、香川県坂出市の与島付近で座礁しました。

海上保安部から発出された情報によれば、観光船は通報から20分後の午後5時過ぎには、船体のほぼすべてが海面下にあったとのことです。

この事故では乗員全員が無事に生還することができました。
最大の要因は、全員がライフジャケットを着用したことですね。
事故発生後、船長は全員にライフジャケットの着用を指示したそうです。

しかし、様々なメディアが報じましたが、児童の行動にはとても感動しました。
事故後、船内にいると危険ですから、全員がデッキに上がる。
沈没しかけると勇気をもって海に飛び込む。
船長の指示もあったようですが、パニックにならずに行動することができました。

救助に駆け付けた船の船長から「こっちに泳いで来い!」という指示があれば、それに従いました。
救助船に乗船後は、同級生に「がんばれ!」と声援を送り、海の中にいる全員を励ましたそうです。
そして、無事に上陸した際には、救助船の船長に対し、全員が「ありがとうございました!」とお礼を述べたとのことです。

素晴らしい!

水難から命を守るためには、まずは浮いて救助を待て。
そして、寄り添うこと。

子ども達は、生還のために必要な、すべての行動をとりました。

私の調べでは、この小学校では毎年「ういてまて:着衣泳」の訓練を行っているそうです。今年はコロナ対策のために中止したそうですが。

服を着たままで海に飛び込むことは、とても勇気がいる行動です。
ういてまて訓練を学校が行っていたことも、児童が冷静に行動できた要因の一つだと思います。

ほんと、良かった。
素晴らしい!